1年を振り返ろう!ベストマイプロ!
さて、早いもので2月も終わりが近づいてきましたね。
梅の花は咲き、桜の蕾は膨らみ、マナビノキの周りにも、イソヒヨドリやメジロが姿を見せ、着々と春に向けての準備が進んでいます。
心なしか子どもたちの気持ちもそわそわ。私も何故かそわそわ。春は新しいことが何かありそうな、1番ワクワクする季節ですよね。
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そんな新しいことに向けてスタートする前に、やっぱりやっておきたいことが、ちょっと後ろを振り返ってみるということ。「振り返り」は、探究的な学びの中で、とても大事な要素です。
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探究的な学びは、自身の「問い」から始まります。
そして、その自身の「問い」が解決した時に、学びの1サイクルが終わります。そして、その学びをふりかえることによって、自分が得たものを知ったり、自分に還元されたものを知る、また、新たな問いに出会う。
そうやって、また次のサイクルをスタートさせて、学びの循環の中で、学び続けながら、知識や技能、自分らしさを身につけていきます。
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「好奇心が強くてとっかかりはいいんだけど続かない」
「色んなこと始めるんだけど、すぐあきちゃう」
こういう人は、せっかくスタートした探究的な学びを「振り返る」ということをせずに終わってしまっているんだと思います。それを繰り返すうちに、それに慣れちゃう。そうなると、結局自分の中に残るものがなくなってしまうし、学びも自信もつかない、せっかく始めることができたのに、自分で終わらせないと、すごくもったいないと思います。
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だからこそ、マナビノキでは、そんな学び方を日々は「マイプロ」を通して伝えています。
「自分の始めて、自分で進めて、自分で終わらせる」
その練習をまずはマイプロを通して行っているわけです。
終わりには「人に見せる」「人に説明する」という手段をとっているので、子どもたちにとっては、結構プレッシャーもかかると思いますが、そこから遡って「人に見せられるように、人に説明できるように」とモチベーションにしてほしいと思います。
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もちろん、人合わせではないし、評価のためではないんだけど、せっかく自分が「やりたい!」と始めたことなんだから、人前で発表するに値するぐらいのものにして、きちんと終わらせようよ、という意図がそこにはあります。
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そうして、マイプロでは、そんなスモールサイクルを1年間繰り返します。同じようなマイプロを繰り返す子もいれば、いろいろなジャンルのマイプロに取り組む子もいます。
でも、それぞれが、その中で、ちょっとずつちょっとずつ螺旋階段のように、それぞれが自分の力、自分らしさを身につけています。
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そして、この1年の終わり。
これまでの自分のマイプロをまるっと振り返る「ベストマイプロ」に子どもたちは取り組みます。
昨年から始めた「ベストマイプロ」
自分が1年間かけて取り組んだマイプロの中から、
「これが1番印象に残った!」「これを1番頑張った!」
というものをまとめたり、「こんなことやあんなことをやったなぁ」というのを1つにまとめたりします。
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今年も、そろそろベストマイプロをまとめる時期。
一人一人と「あんなマイプロやったね、こんなマイプロやったね」と1年をふりかえりながら、その子の学びの足跡と、少しの自分らしさを一緒に発見できたらと思っています。
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北欧をはじめ世界には、中学3年生まで、試験や通知表が一切ないという国もたくさんあります。そういった国は、試験や通知表の代わりに、先生と子どもと保護者で面談をするそうです。その際は、1年間頑張ったこと、今興味のあること、親や先生との関係、友達との関係など、社交能力や個性に重きを置いた話をするそうです。
そして、小学1年生だとしても自分自身で、自分のことを振り返るそうです。
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マナビノキでも、子どもたちとこの1年間をしっかりと振り返りながら、本人が学ぶ楽しさを実感し、自分の成長を実感してほしいと思います。そして、来年度はまたこんなことをマイプロでやりたい!学びたい!と、また、マナビノタネがたくさん増えていってほしいなと思います。
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みんなどんなベストマイプロができあがるか、楽しみだな!
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知りたい!やりたい!のタネをマナビノキに育てよう!
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manabinoki.1st@gmail.comまで