マナビノキとは
鎌倉市の山あい浄明寺に拠点を構える小学生を対象とした探究スクール。『知りたい!やりたい!のタネをマナビノキに育てよう!』をコンセプトに子どもたちひとりひとりが「自分らしく生き抜く力」を育むための、様々な「探究型学習プログラム」を展開しています。
「探究型学習」ってなに?
「探究」とは、物事の本質や意義を探って見極めようとすることです。
「探究型学習」は、子どもたちの「知りたい!やりたい!」という知的好奇心や興味関心からスタートし、ものごとを深く掘り下げていきます。自分で体験、調査、思考、判断しながら、自分なりの「解」を見出します。そうして見出した「解」を元に自分なりに表現したり、実践したりしながら、自ら「学びを創造する」学習方法です。
「マナビノタネをマナビノキに育てる」とは?
わたしたちは、子どもたちの知的好奇心や興味関心を「マナビノタネ」とし、自ら体験、調査、思考、判断しながら、他者と対話・協働し、自分なりの「解」を見出し、実践、実行することを「マナビノキを育てる」としています。そして、探究型学習により得ることができた「深い学び(英知)」や「価値観・概念」を「マナビノミ」と呼んでいます。マナビノミが再びマナビノタネとなることで、問い続ける、学び続ける「学び方」を学ぶことを大切にしています。
探究型学習で「自分らしく生きる力」を育む
今、子どもたちがやっていることは「学び」ですか。それとも「勉強」ですか。
「勉強」は、答えや正解が決まっていて、その答えにたどり着くやり方や方法(How-to)を教わることです。「学び」は、答えや正解が決まっていないことに対して「知りたい、やりたい」(What、Why)からスタートし、色々な方法で試したり、どうすればいいか考えたりしながら、それをわかろう、やってみようとすることです。(探究型学習)
情報化、グローバル化、AIやロボットの普及など予測不能で変化の激しい未来社会で、既に答えや正解がある「何か」を知っていることやできるということは、どれだけ役立つのでしょうか。
問いや正解が常に変化する多様な社会で、自分が今もっている力を発揮するためには、誰かに「教わる」のではなく、自分から「知りたい!やりたい!」ことを見つけ、実行していく力が必要です。
そのために「教わる」子ではなく、自ら「学ぶ」子を育てる、つまり「自分から始めたことを何らかの形にしていくこと」や「自分の思いや願いをどうにかして実現していくこと」を幼い頃から「癖づけていく」ことが大切です。
自分の知らないことを知る。自分ができなかったことができるようになる。本気で考えることを通してできるようになっていく自分を自分で確認できること、自分ってすごい!と思えること、それが「学ぶ楽しさ」です。そして、新しい自分(自分らしさ)に出会えば出会うほど、「あれもやりたい!これもやりたい!」とその可能性にワクワクし始めます。
誰かが決めた「何か」を「できる/できない」ではなく、自分のやりたい、社会に役立つ「何か」を「する/しない」、そうやって「生きる」ことを探究しながら、自分の良さや自分の可能性に期待し、新しい自分、新しい社会の在り方を発見することを楽しんでほしいと願っています。
「学ぶ楽しさ」が分かる人は、「生きる楽しさ」が分かる人、
「学ぶ楽しさ」が分かる人は、「自分のよさ」が分かる人。
代表プロフィール


学校でのカリキュラムを越えた体験活動的な学び、教科の枠にとらわれず、自分の「?」を解決するような「探究的な学び」を独自に研究するため、2019年、教育事業「NPO法人マナビノキ」を設立。
「知りたい!やりたい!」のマナビノタネ(好奇心)を大切に「自ら問いを見つけ、考え行動する楽しさ」=「学ぶ楽しさ」を伝えながら、自分の好きや得意をたくさん見つけ、子どもも大人もみんなが「自分らしく」生きていける社会の実現と教育を目指している。