話し合いテーマ「どうしてコアラを守るの?」
昨年起こったオーストラリアの森林火災。
多くのコアラがやけどを負い、世界中から支援の手が差し伸べられました。
どうして、みんながコアラを守ろうとしたのか?
それについて話し合いをしました。
コアラがをどうして守らなければいけないのか?
子供たちは話し合います。
・ユーカリは青酸という猛毒をもつ
・コアラは独自の進化を遂げ、青酸を解毒できる
・コアラはぬいぐるみのように動かずに過ごす
・肉食獣が少ないオーストラリアだからのんびりできる
・コアラのふんや尿が土に吸収されて、様々な植物の成長を助ける
・成長した植物を目当てにアリや昆虫、カンガルーが集まる
・その昆虫を食べるハリモグラがいる
・コアラの子供を狙う猛禽類がいる
そんな個々のバラバラの情報を1つの絵にまとめ、
どうしてコアラを守らなければいけないかを発表する。
そんなミッションを子供たちに課した。
小2から小5の子供たちがそれぞれ3人グループに分かれて、
自分たちのグループで話し合いながら絵を完成させた。
コアラがいなくなると、木の元気もなくなるし、他の動物の食べ物がなくなってしまう。(小2)
森全体のバランスを保つためにもコアラを守らななければならない(小5)
コアラがいなくなったら植物が育ちにくく、猛禽類の食べ物もなくなる。(小4)
コアラがいなくなると、アリの食べ物もなくなって、死んでしまったら、ハリモグラも死んでしまう(小4)
まとめたことで「コアラをどうして守らなければいけないのか?」に対して、
自分の意見をもつことができた。
「森全体のバランス」という言葉が出たが、これがまさに「生物多様性」。
「生物多様性」という言葉を使うことよりも、その具体的な中身を知ることは大事。
かかわる、助け合う、弱肉強食・・・そうやって、生き物たちは生きている。
自分たち人間も含めて。